予約待ちだけで約43万人。日本一予約が取れないという頭の揉みほぐし専門店「悟空のきもち」の無水ヘッドスパ、行ってきました。
絶対に寝るものかと「絶頂睡眠」に抗ったのだが、完全敗北。施術の体験内容や店内(原宿神宮店)の様子などをさらっとレビューしていきます。
はじめに、サルでもわかる悟空のきもち
悟空のきもちとは、21の手技で施される大人を眠らせる技術「絶頂睡眠」の絶大な効果が口コミで広まったドライヘッドスパ専門店のこと。
水やオイルを使用しない「無水ヘッドスパ」で薄い頭筋膜をマッサージし、通常の睡眠とは異なる手段でドーパミンなど快楽ホルモンを高めることで疲労・ストレス・不眠などに悩んでいる多くの現代人を10分で眠りに落とす━━という効果がばつぐんすぎるため、予約が取れず行きたくても行けない可哀想な人々がウン十万人を超えてしまった。
「体や目、頭の疲労感が酷い」「不眠で悩んでてしんどい」「顔のたるみがヤベェ」といった方々は是非どうぞ。(※症状がヤバすぎる方はまず病院へ行け)
予約するためにはちょっとしたコツが必要。※後述
店舗外観~ロビー。オシャレ。
今回行ってきたのは、2018年1月に新しくオープンした悟空のきもち原宿神宮店。
(わかりやすさを重視して店舗到着~施術後の流れでレビューしていきます)
明治神宮前駅6番出口から5分ほど歩くと、左手に下図外観の店舗が見えてくる。写真奥に見える扉を開けるとそのまま店舗内へ入れる。初見だとわかりにくいので注意。
店内へ。1階ロビー部分はそこそこ狭いがとにかくオシャレ。
なんだろ、このスタイリッシュな壁。
この壁だけでいくらかかってるんだろう……
待合スペースにあるアンティーク調の椅子。
座り心地フカフカ。
この待合スペース、忙しい時?は誰もいないこともある。新しいお客さんが入ってくるとすぐにスタッフが来る。何度か行っているが延々と待たされたことはない。
施術スペースは2階~。受付対応完了後はスタッフの方が丁寧に案内してくれる。
トイレはすぐ近くにあるので施術前に済ませておくと良い。
施術フロアは非常に快適。絶頂睡眠の仕掛けは内装にもあり
エレベータに乗り、2階~の施術フロアへ。
内装のコンセプトはタイムマシンなんだとか。寝落ち=時間飛ぶからか。
フロアによってライトのカラーが異なる。※2回以上行けば確認可
施術スペースは個々に独立している。
マッサージが始まる前から眠くなりそうな雰囲気。
個室まではスタッフの方が案内してくれるので着いていけばOK。
準備~施術の流れ。横になって気づいたら寝てた
施術スペースの個室は結構広い。
照明はライトだけで暗く、施術中に寝落ちしやすい空間づくりがなされている。
個室に入ったら、カーテンを閉める。
荷物はカゴに。上着があればハンガーへ。
着替えも用意してくれるので、好みで着替える。(そのままでもOK)
諸々済んだら椅子に座りボーッと待機していると、スタッフの方が来て施術が始まる。
施術内容の説明→触られたくない箇所の確認。
頭以外の場所(鎖骨付近、首、こめかみ、目元、眉間など)もマッサージしてくれるので、怪我やその他の理由で触れられたくない体の部位がある場合は事前に必ず伝える。
施術中は、横たわってボーっとしてるだけでOK。
気づいたら寝落ちしてる。
絶頂睡眠は抗えない魔力があるのかもしれない
まず、マッサージ自体はゴリゴリ押したりするようなものではない。公式サイトに記載があるように「頭筋膜」を適切な加減でほぐされるのだが、このテクニックが絶妙で「あぁ、今すんごいリラックスできてるぅ……」という状態へ強制的にもっていかれる。
悟空のきもちに行く度「絶頂睡眠には負けん」という鋼の意志を持って施術を受けているのだが、序盤は耐えていても終盤に気づいたら寝ているというパターンばかり。60分間寝ずに耐えきれた試しがない。
自分の場合は、不眠などの症状はなくストレスもそこまで溜め込んではいない。施術前に全然寝ていなかったということもなかった。首が凝りやすいためある程度の疲労感は都度あったかと思うが、この程度なら頑張れば眠気程度には耐えられると思うじゃないか。
耐える、という表現が適切なのかもわからない。抗い難い眠気が来て耐えた結果寝ちゃった……というわけではなく、いつの間にかストンと寝落ちしてるんだ。魔法なんじゃないかアレ。
他の体験談で眠れなかった、大したことなかったといったレビューを見かけたが、どうしたら施術が終わるまで起きていられるのかサッパリわからない。
気になる方は、とにかく一度自分で体験してみることをオススメする。
予約、全然取れないんだけどさ笑。
施術後はリラクゼーションルームへ
マッサージが一通り終わったら、1階のリラクゼーションルームへ案内される。
ここでは施術後に飲み物(無料)をいただける他、身なりを整えるアメニティやウォーターサーバーなどを無料で利用することができる。
最後の身支度を済ませ、退店の準備。
次回予約をすることで、予約バトルから開放される
悟空のきもち原宿神宮店では、施術後にロビーにあるタッチパネルで次回の予約ができるようになっている。一度店舗に行き施術を受けることができれば、不毛な予約バトルから開放されるというわけだ。(他店舗にも同様の仕組みがあるとのこと)
2回め以降も来店したい場合は、スタッフが教えてくれるパスワードを入力して次回の予約をしておこう。なお、3ヶ月先くらいまでしか予約できない上、大抵はほぼ埋め尽くされていて好きな日時を選べない場合が殆ど。暇人ほど再訪しやすい仕組みはありがたいです。一般の社会人からしたらたぶんクソ。
確実に予約できる方法はあるのか→ない
悟空のきもちは、予約待ちが当記事投稿時点で43万人。確実な予約方法を求めている人は少なくないだろう。
既に複数名で予約済みの知人に頼んで代わりに行かせてもらう、またはこれから予約可能なリピーターの知人にお願いして予約をしてもらうという手は間違いないのだが、条件的には厳しめ。
正攻法である「悟空のきもちの店舗LINE@に登録→キャンセル待ちのバトルに勝つ」というのが最も現実的だが、これはこれでまともにやるとほぼ勝ち目がない。入力項目を辞書登録しておいて……といった方法でガンバっても厳しいのではないか。
自分はPCで「クリップボード拡張ツール」を使って簡単に予約取れちゃいました。本気で予約取りたければ、チマチマやってたらダメ。LINEの配信に時差もあるだろうし、キャンセル待ちの告知が来た時に入力部分の作業をほぼ0にしておくことが重要。確実ではないけれど、ライバルを出し抜ける確率は相当アップするはず。
答え書いちゃってるけど、この記事がソコソコ読まれたら詳細をアップする。
あまり読まれなかったらナシで笑。
まとめ
当記事のまとめとして、施術後の体の状態について軽く触れておく。個人的な体感の話になるが、施術後はいつも頭がスッキリして目の疲労感が軽減している。
60分のマッサージだけで溜め込んだ疲労やストレスを全て解消できるはずはない、それはわかっている。7,000円程度で求めている効果が体感できていれば十分だと思っている。
酷い肩や首の凝りを解消したいとか、特定の部位に対するケアを望んでいるのであれば不向きかもしれない。頭のマッサージに見当違いな体感効果を求めてもしょうがないので、そこはしっかり理解した上でサービスを利用したほうが良いだろう。
なんにせよ、1度は体験してみる価値アリ。オススメです。